2018年12月29日土曜日

バリのお盆と信仰

12月26日は、バリ島全体ではお盆にあたります。

「ガルンガン」というらしいですが、年に2回(6ヶ月毎)あるんだそうです。

この日は、街のお店は殆ど休み。みんな家族で集まってお寺へお供え物を持ってお祈りに行くそうです。

こちらの宗教は、、、
インドネシア全体ではイスラム教が90パーセント。でも、バリ島だけを見ると、バリ島の90パーセントが「バリ・ヒンドゥー教」なんだそうです。

今回、到着したウブドは特に、このバリ・ヒンドゥーを信仰している人が多い地域のようで、こちらのローカルの人々生活様子から見受けられました。

このお祭りのことについては、深く書けませんが(笑、 各家庭に一本、竹で作られたペンジョール(写真)を家の前に立て飾って神様や先祖をお迎えします。

朝から、民族衣装をまとった女性たちが、カゴに入れたお供え物を頭に乗せてて、家族とともにお寺に参拝に行きます。(写真では、頭に乗せた籠を手で抑えてますが、手放しで歩いてる人もいましたよ〜笑)



お供え物の中を見せていただきました。(^^) (写真)
自分たちで作った果物がギッシリ!!

フルーツを一つお裾分けしてくださいました。(^^) arigatou





参拝した後は、持ち帰ってみんなで食べるそうです。



この様な行事は、バリの人々はとても大切にされていて、私が関心したのは、毎回、全て新しくペンジョールやお供え物の敷物を家族一団で丁寧に手作りされるところ。

私たちの最近の文化は、殆ど買ってきて終わりですけど、、、(^^;




どれも、全てが綺麗に飾られて、盛られていました。



芸術が盛んなウブドらしいですが、その点もあるのかな?

美的感覚が素晴らしいなぁーーっと
とても素敵に感じました。
 近くの村に出掛けました。

こちらも通り沿いには、ペンジョール。


ペンショールの飾りは、半年内にお祝い事(結婚や出産)が家族にあった時は、豪勢になるそうです♫





 そうそう、民家の玄関まで入らせていただきました。


ウブドでは、お寺が3つのタイプがあるそうで、

一つは、全体のもの(有名なところ)
そして、村全体のもの
最後は、家のもの

この最後が!?家のもの?

って思ったのですが、各家庭にお寺があるんです。
家寺。。だから、すごく広い敷地。。。

写真の一枚は外の塀から見た、家寺、3棟、、
まだ中にも何棟かありました。
なんで多い?って思ったら
それぞれに、「〜の神様」って分かれてるんですってぇ。


まず、民家の敷地に入ると、日本と同じ様に鬼門になるところに植物が植えられていて、お供え物がありました。


中に入ると、、

何棟かあって、キッチン、ダイニング、家長のお爺さんお婆さん用、ファミリー用と
それぞれに分かれてます。

印象に残ったことは、連れてくださったドライバーの方もこの村ローカルの方で、

若い時は、ウッドカーヴィングのお仕事をされていて、その後、クルーズでアメリカでキッチンで働き(氷や果物を彫刻されたりしてたそうです。)

その後、結婚してからは、
仕事が入った時だけ観光客を乗せてガイドとドライバー。

あえて、フレキシブルな仕事を選んだそうです。

なぜなら?

家族を持つと沢山の仕事があるんだそうです。神様の行事、村の行事、親戚近所の冠婚葬祭、そして、農作、、、

それぞれの行事ごとに沢山お金もかかるそうです。

大変じゃないの? 仕事が入った時だけ働いてて大丈夫なの?って思ったんですが、
帰ってきた言葉は、「それより、こっちの仕事の方が大切。供え物を買うお金がなかったら、自分たちで作ると(育てる)いい」
「僕は、トウモロコシを作って、友人はお米を作ってる」
「自分で作れないものは、交換すればいい」
「時には、担当を交代するときもあるよ! 例えば、今年は僕は米で、友達はトウモロコシ!」って笑顔で話してくださいました。
お花は、女性が担当。お供えする綺麗なお花を母娘と一緒に大切に育ておられました。

なんだか、生きることへの向き合い方のヒントをいただきた気がしました。

今回の旅行中に、また色々感じることがありそうです。

































0 件のコメント:

コメントを投稿